[サイキック・コラム]
[Columm↑]


pin サイキック・ディテクティヴ教室-第1回開講 pin
体育館裏画像
■第1回(質疑応答児童編)
  • 霧姫先生(サイキックディテクティフヴ非常勤講師)

  • やまもとくん(児童、男子)
  • くみこちゃん(児童、女子)
  • のぶゆきくん(児童、男子)
  • アリス(児童、女子)

「神戸ポートピアイランド小学校体育館倉庫裏にて開講」

霧姫先生「さあ、よいこのみんな!お待ちかねのサイキック・ディテクティブ教室を開きますよ〜ん。今日はね、キミもいきなりサイキックになれる、がテーマなのよ。だから、今日の授業を終わったころには、キミもあなたもサイキックになっちゃうかも!! うふふ、家に帰ったらお母さんに自慢しようね。関係ないけど、この倉庫裏は先生お気に入りの秘密基地(死語)なの、他の先生には内緒にしてネ♪」

やまもとくん「先生! しつもんです。」

霧姫先生「おや、元気がいいわねやまもとくん、やる気まんまんじゃないの!で、なにかしら?」

やまもとくん「今日の給食の時に、スプーン曲げたいんですが、曲げ方教えてください〜!」

霧姫先生「あなたね、今時スプーン曲げなんて時代遅れってこと知らないの? 曲げたところで最近のナウい(死語)女子にはモテやしなくてよ。今、最もホットなサイキックはね、人の心に潜入すること。これを今日、先生が特別にみんなに教えちゃうぞ〜♪ るん」

くみこちゃん「人にソーニュ〜ってまだはじめてなんですけど、簡単です? この前、気持ちぃ〜ってお母さんがいってたような・・・」

霧姫先生「くみこちゃん! ソーニュ〜じゃなくて、センニュ〜なの。おわかり!? 潜に入とかいてせんにゅう〜! 第一あなたソーニュ〜する方じゃなくて、される側でしょうが!」

くみこちゃん「あう、、よくわかんないですぅ」

のぶゆきくん「先生! せん乳なら毎日オレ、飲んでるし、コーヒーだと甘くなるから、いくらでも飲めちゃうんだもんね」

霧姫先生「あなたがた、人の心に潜入となんど言ったらわかるの!乳があってりゃいいってもんじゃないのよ、今は国語の時間じゃなくて、サイキック講習なのよ! ったく最近のガキゃ〜・・・」

やまもとくん「先生! ぼくその 乳なら・・・」

霧姫先生「今度、豆乳とか母乳とかホザいたらハチ殺すわよ! ったく。低レベルなギャグに、あなたがたに教えてるわたしの方が頭が悪くなりそう。。。」

アリス「・・・ううう、、ウェェ〜ん 、シクシク;;;」

くみこちゃん「あ〜、、アリスが泣いちゃったぁ、先生が怖いからだよ。怒られるとすぐ泣くのよ、アリスは」

霧姫先生「ごめんね、アリスちゃん。 悪気はなかったのよ。もう怒らないから泣かないでネ。 ヨシヨシ」

<アリスが泣きやむまでしばしの時間を必要とし、子供達は不穏な空気のままお互いを見つめていた>

霧姫先生「ではまず、今日は超能力の初歩、読心術からはじめましょうか。これはね、サイキック・アナリストの基本。そこでキミたちに、先生から質問ね!今、先生は、何を考えているでしょう〜かぁ?」

やまもとくん「は〜い、食べ物の事考えてる、、、」

くみこちゃん「は〜い、男の事考えてる!〜」

アリス「・・・う、うぅうう」

のぶゆきくん「は〜い、何を考えようか、考えてるフリ〜」

霧姫先生「は〜いピンポ〜ン、のぶゆきくん大正解〜〜!! キミ天才ね、サイキックポイント1点あげるわ!〜」

のぶゆきくん「わ〜い、やった〜、」

(汝、神を試すなかれ、、、イエス・キリスト)

霧姫先生「次はさっそく、実践編にはいるわね。まず、用意するのは5円玉、これで相手を眠らせてから、潜入するのよ。」

くみこちゃん「あのぉ・・・500円玉じゃだめなんですか?」

霧姫先生「何いってるのアナタ、500円玉じゃ穴空いてないから、糸通せないでしょ! それぐらい見ればわかるでしょう!」

くみこちゃん「いや、だって、高価な方が相手の目もくらむかなぁ、なんて、、、」

霧姫先生「あなた顔に似合わず、ずいぶんとマセた考えするのね、その心意気に負けたわ、くみこちゃんにもサイキックポイント1点〜〜!!」

くみこちゃん「・・・ほむぅ;;なんだか嬉しくないなぁ・・・」

(キンコンカンコーン、チャイムの音。)

霧姫先生「あら、もう時間のようね、それじゃ先生これで帰るから、みんなは、サイキック以下のアホな授業にでもいってらっしゃいな。次の開講は来週の水曜日ね、第3限休みに、、、この秘密基地に集合〜!!イェ〜イ!」

児童一同「あのお・・・もう、来なくていいよぉ先生・・・!!」

霧姫先生「はひ? ナンダッテぇーーーー!!??」

やまもとくん「だって、おいらたちなにも超能力覚えてないもん。てっきり騙されたよ、、、先生はうそつきだ〜!」

霧姫先生「ぬぬ、、、能ある鷹は爪を隠すと言うでしょう、そうそう、そんな事よりさ、受講料5万円だから、オフィス降矢木から、君たちのお父さんに請求しとくわね。取立専門の債権会社通すからよろしく! 世間じゃヤマダ興業って言われてるヤツね!」

くみこちゃん「それって詐欺っていうんじゃないの、先生〜。わたしたち騙そうとしてるぅ!」

霧姫先生「探偵と詐欺っていうのは紙一重なのよ、その差を知るには、キミたちにはまだ早いわね。大人になればイヤというほどわかるから。」

のぶゆきくん「サイキックってもしかしてヤクザなの、先生!! 仁義とか義理とか必要なの?」

アリス「・・・ううう、、ウェェ〜ん 、シクシク;;;」

くみこちゃん「あ〜あ、、、また泣いちゃってる、、、怖いこと言うとすぐ泣くのよ、アリスは! 先生どうにかしてよ」

霧姫先生「あなたがたには呆れて果ててしまったわ、はやく、先生の前から姿消さないと、心にセンニュうしちゃうわよ!!」

児童一同「ウワ〜〜〜!逃げろ!!! そーにゅーされちゃうぞ!! みんな逃げろ逃げろ〜〜!!」

(そして誰もいなくなった・・・ひゅ〜)

霧姫先生「今日も順調に、サイキックのなんたるかを子供達に教えてあげられたわ! あん、いいことすると気持ちいいのよね。うふふ、さて、次はあなたの学校にも行くからね♪ しばらくお待ちなさって!」

*サイキック・ディテクティヴ教室-第1回 [終劇]

===================
2004/10/某日
降矢木探偵事務所
霧姫
===================




SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送