[PSYCHIC DETECTIVE SERIES]
Invitation Vol.1 Invitation
主人公降矢木和哉(ふるやぎかずや)は、 人間のこころのうちなる世界に潜入し、
複雑に交錯する事件の謎を解明する探偵である。

今なお旧い因習が支配する地方の旧家、白鳥家。
そこで降矢木を待っていたのは、 意識不明の美少女白鳥麻美であった。
降矢木は麻美の祖母であり、白鳥家の当主である白鳥きくから、 麻美の意識回復を依頼される。
白鳥家に蠢く人間たちの欲望に翻弄される麻美。
麻美を無意識の淵に追いやった影の正体は?
真実を求めて麻美のこころにダイブする降矢木。
そして彼が見た真実とは・・・。
SPECIAL OPTION >>>
[Rieka]Off
moji_invi.jpg
霧姫のこだわりレビューVol.1
[1] [2]
*今回は超特別!本人の強い要望により当事務所出入禁止のハズの「リエカ森崎」嬢に出演しいただきました。 インビテーションではそれなりに降矢木の捜査に情報を提供するなど、それなりに役に立っていただけに調子に乗っているのでしょう。彼女を生理的に受け付けない方はスペシャルオプションで「リエカ・オフ」に出来ます。もちろん一新された壁紙チェンジャーやジュークボックスは標準装備です♪

ふふふ、どんどんかかってらっしゃい!!
え!? なぜ、グラサンかけてるのかって? フフフ、そんなヤボな事きくんじゃないのぉ!
リエカ (友情出演)
森崎梨絵香

注)サムネイル画像はリンクも含め最高3段階変化します。(一部を除く)

◇さっそく騙されたインビテーション・・・
 [JUKE BOX] >>> On♪

Vol.1降矢木 てっきり彩の事件がVol.1のストーリーかと・・・

シリーズを不規則にプレイしていると、Vol.1ではすべての発端を知ることができる、とてっきり推測していしまいます。
Vol.2でも3でも4は抜かしても5でも、、、けっきょく降矢木は、元恋人真行寺彩をサイコダイブ中に殺めてしまった彼女の亡霊が付きまとっていて、そのトラウマを突かれると、、、「うぅ、、、やめてくれその思い出は、、、」とかなんとかいって、赤子のようにうずくまって弱体化してしまうのです。いわばキカイダーの良心回路に作用するプロフェッサーギルの笛と同じ(古っ!)
このような演出はシリーズの中でほんとくどいぐらいに出てくるので、よほどの事件なんだなぁ、、、とこちらは思ってしまうわけです。
Vol.2で森崎リエカが、「あなたには彩さんの影が、、」、という台詞を冒頭で吐くわけですし、Vol.1は、ぜったい、真行寺彩へのダイブに関係する最もシリーズ中意味のある重厚なストーリーに違いない、と嫌でも考えてしまうのですね。

しかし、いざインビテーションの蓋を開けてみたら、、、なんと、このオープニングでさえも、白鳥家の弁護士、アホ面財前五郎から、真行寺彩の死・・・つまりその事件の真相を遺族へ知らせる、と脅され、あっけなく依頼を受諾させるための弱みとして握らされてしまいます。

あれ!?!?、ということは、真行寺彩とその事件は、リアルタイムではゲーム上では一切登場せず、あくまでも降矢木の過去の記憶、経歴とでしか存在していないの!!??・・・ということだったのです。その上、けっきょく真相さえも教えてくれません。一体、ナニ考えてるんでしょうか?
 もしかして、この程度の伏線でソリチュードまで引っ張る気なの? あなた! いや、これマジでやられたぁ〜〜〜、と思いましたよ! どれだけわたしが期待していたと思っているんですか!!

約5年間以上、わたしはVol1.インビテーションは、真行寺彩を事故で殺める経緯が解明できるシナリオだと疑いもなく思っていたのですよ!!

本当はメーカーもそれなりにシナリオを用意していたのかもしれませんが、困った時のつじつま合わせという、逃げの口実として、あえて過去の設定にしたのだと考えられます。そうすれば、ストーリーの統合性を計る上で、真行寺彩との記憶は、いいようにいじくれるわけですからね。

初作からわたしが出ててビックリしたんじゃないの!?
リエカ (友情出演)
森崎梨絵香


◇けっきょくリエカが全ての降矢木・・・
 [JUKE BOX] >>> On♪

降矢木とリエカ 白鳥家の弁護士、財前五郎からの依頼を渋々受諾した降矢木は、その腹いせというか、お膳立てとして、とりあえず森崎リエカを訪問し一夜を共にします。出かける前にやっとこ、みたいなライトな感覚でしょう。ったくこのオヤジが!!
このシーンがデータウエストのいうVol.1キャッチコピー、”ワイン片手に大人のアドベンチャー”という、事なのでしょう。BGMもまさにそんな感じです。 B級ピンク映画を一瞬観ているような謎の錯覚に囚われました。

そのシーンは、たった一枚の絵をいくつかにカットして、0.05秒のサブリミナルとして表示させており、このような手抜き演出が、、、ストーリーの期待を裏切られたのもあり、なんだか非常にムカついたので、それをスクリーンショットですべて激写してつなぎ合わせてやりました。サブリミナルのため狙いが定まらず、撮り終えるのに1時間かかりましたよ;;まったく。
で、これがその本邦初公開のリエカが降矢木にヤラれてる合成写真です。(左上画像をクリック!)
リエカ萌え?の方なら観る価値はあると思います。わたしからすれば面白くもなんともない画像なんですけどね。

このあと、リエカが、「今回は、嫌な予感がするの、、もう戻ってこないような気がする、、、」とほざいているところなんか、、、もうさすがです。これでわかったのですが、あなた地方の2流キャバレーの売れないホステスとして働いてますね?(根拠ない?)顔つきなんかもう板についてます。

さて、リエカ叩きはこのへんにして、本編に移ってみたいと思います(苦笑

ナニ勝手に覗いてるのアナタ!
カズやはワタシなしで生きられなくてよ・・・
リエカ (友情出演)
森崎梨絵香

◇コマンド総当たりで進行しない初の牙城
 [JUKE BOX] >>> On♪

白鳥家正門 Vol.1インビテーションがシリーズ中、もっとも難易度が高いといわれる由縁は、従来のPDS (といってもこれは初作のはずだが)のコマンド総当たりで、フラグを立てる、が通用しない事があげられます。
広い範囲で根気さえあれば、この方法は有効ですが、時間の概念を取り入れているために、コマンド総当たりをしたところで、クリアーできる保証がないばかりか、あってもそれこそ無駄な時間だけが過ぎていく様な気がするのは否めません。

現にわたしは、1年半クリアーできずに放置せざるを得ませんでした。(しかもクリアーできたのはここ最近だったり;;)
他のシリーズなら、ディナー後にプレイし始めても、3,4時間もあれば終わってしまい、寝る前には余裕でリプレイタイムを堪能できるはずですから、この差はかなり大きいです。

前のコラムでも書きましたが、難易度が高くなった理由には、PDSの初作品ということで、メーカーはかなりアドベンチャーゲームとして、探偵ものとして、けっこう真面目に意識したのではないかと思います。
現に、物語の登場人物は、シリーズ最高の20人以上!! このすべての人物に対して一人でもフラグを避けて通ることはできないのです。これはまるで某探偵シリーズに酷似しているようです。(終わってみれば、無意味な人物はいましたが)

DAPSにおいても、動画という感覚ではまだ発展途上の段階にあり、音声もまた皆無です。
そんな制限された枠の中で、追求できることといえば、やはりシナリオの完成度を高めることしかないでしょう。そういう意味では、インビテーションは、シリーズ最高のシナリオと言っても過言ではありません。
これは面白いという評価ではなく、他の作品より、”まともなシナリオ”という意味です。良くいえば正当派ということです。

アナタにナニがわかるぅっていうの?
ぷぷぷ! ほんと愚かだわ。
リエカ (友情出演)
森崎梨絵香


◇なぜかアナリストを雇うのは財閥が多い不思議
 [JUKE BOX] >>> On♪

白鳥きく 白鳥家は、白鳥きくを総帥とする地方財閥です。
なるほど、また財閥なのね、、、思えば、初めてプレイしたAYAも、神谷老の魂入れ替え計画、サイコトランス現象なんたら・・・でも財閥でしたし、Vol.4オルゴールで、影藤智名子の奇談亭においても豪華屋敷!!Vol.2メモリーズは、精神分析界の権威、後藤章太郎博士の巨大洋館・・・

これには初代アドベンチャーのミステリーハウスのただならぬ影響を感じます。
だって、影響なかったら、そのへんのアパートを舞台にして、OLとか主婦からの依頼があっても良いわけですよね。クライアントが庶民であっても、大事件に発展する可能性はあるわけですよ。そういうシナリオだってぜんぜんOKなはず。部屋数がいくつもある屋敷が舞台、という時点で、それはもうミステリーハウスなわけです。 (わたしはそれをやったことも観たこともないんですけどね)
その肝心なシナリオがそもそも胡散臭い、陰謀とか計画ばっかりなので、必然的に財閥、もしくは企業などの、権力者でないとストーリーが困難になるのでしょう。

権力に嫌気が指していると降矢木はいいますが、現実のクライアントして需要があるのは、やはりブルジョワ階級の人たちだったりします。たぶん相当お金もらってますよ。

PDSのポイントは、1つにクライアントが財閥であること、2つに、同じアナリストが物語に絡んでくること、3つに、真行寺彩の影におびえる、、の3点セットで決まりです。けっきょく降矢木の身内のお話しだけなのですよ。すべては[ProjectAYA]だよ、と言わんばかりです。

この固定観念を捨てれば、新たなシナリオなんていくらでもできるし、今もなおPDSは続編を作られていたかもしれないのに、、、なんてもったい事をしたんでしょうか?
データーウエストの社員は、このゲームに長期的な展望を感じなかったのでしょうか?

おそらく、優先順位が、ワンマン社長>(越えられない壁)>>>>>DAPS> サイキックディテクティブシリーズという、ものだったのかもしれません。
そのDAPSが現在では化石の技術と化してしまっては、PDSを存続させる理由などハナからは有りはしないのでしょうね。
いやいや、、わたしが、いずれPDSに関するあらゆる権利を買って差し上げますよ。(データウエストはいらないから株いらない)そして是非とも、シリーズを続投したいとかんがえています。 そうすれば、当事務所はいずれオフィシャルになるのですから!!

フフフ、浅はかな野望だわ!ワタシを手に取ろうなんて100年早いってことを思い知らせてあげるわ!
リエカ (友情出演)
森崎梨絵香

◇ループする日常に挫折
 [JUKE BOX] >>> On♪

上記と重複しますが、わたしがインビテーションを放置していたのは、コマンド総当たりの固定観念が強すぎた為です。そのせいか、まったく進行しないストーリー、ゲーム上での1日を、もう何度も何度も意味もなく繰り返してました。
かなりいろんなパターンで攻略を試しましたけどね、いわゆる2日以降、、、物語はぱったりと止まってしまいました。一度は諦めた、と言っても過言ではありません。
攻略サイトも皆無、データウエストが用意しているヒント集は見れない、、、ある一部(WIN)の環境下では見れる事を知ったのは、ほんとここ最近のことで、それまでは、わずかに残っているPDSのレビューサイトが、一種のオアシスのような存在だったわけです。
ただ、そこで紹介されているレビューは、TOWNS版プレイヤーの、わたしとは10年以上もの隔壁のある思い出としての記憶であり、クリアーする情報としてはあまりにも質素、わたしにとってみれば、無用な混乱を生じさせる要因でしかなかったのです。
有力なヒントらしきことはただ一つ、”タイムテーブルによって、1秒の狂いもなく、毎日がループしている”ということだけ・・・

どこそこの書き込みなどを観ても、インビテーションだけが解けない、という訴えをよく見かけますから、かなり苦しめられたプレイヤーが多いと思っています。
まったくのヒント無し、もしくはメモなしでクリアーした、という強者がいるとすれば、それは運の要素が働いていた、とだけ言っておきましょう。かなり微妙なタイミングでしか出現しないキャラクターもいますから、事前に情報を知っていないのであれば、その時間にその場所で出くわすのは、そうとう運の要素が絡んでくる事は間違いないのです。

もっともこの難易度が不評であったことと、シリーズを重ねてDAPSが進化してしまうことにより、その後のPDSは攻略が一切不要と言ってもいいほど、紙芝居的進行のシネマティックアドベンチャーになってしまいます。

そういうことでMacなどでVol.1が発売されなかったのも今考えてみれば、うなずける話しです。むろん認めはしませんけどね。

認めてしまえば楽になれるのに・・・
アナタってやっぱりバカなんじゃない!?
リエカ (友情出演)
森崎梨絵香


◇白鳥麻美、白鳥静香、白鳥きく!?・・・混乱;;

辛うじてループする日常の網の目をくぐり、終盤に差し掛かるところで、ようやく白鳥麻美の心へダイブするんですが、その心が実は静香で、麻美とは姉妹であり、静香は妹という設定!?
プレイ中にゴッチャになることありますので、少し整理する必要がありますね。姉か妹なのか、そして現実か心象かというのは、実際シナリオでも混乱させる表現になっています。

このややこしい姉妹、姉(麻美)は優等生だが、妹(静香)はオチこぼれであり、妹は常に姉に憧れていたらしいという、設定です。 その割には仲が良くて、麻美が、安田財閥というボンクラな息子と計略結婚を強いられた時に、二人で心中を図りますが、静香だけが助かってしまいます。しかしそのショック?薬などの後遺症で、寝たままになった静香を覚醒し、心の治療を施してほしい、というのが、インビテーションのエンディング部分も含めた全体像です。

そんな背景の中、疑問だったのは、昏睡状態のまま後悔の念に蝕まれていた静香の心が無意識で降矢木を召還していことすら、降矢木自身、終盤までは気付かなかった、ということです。んなアホな! これについては次で語ります・・・

やっぱり姉妹愛より大人の男女愛のが良いわね。だって姉妹愛から生まれるモノなんての何一つありはしないものね。
リエカ (友情出演)
森崎梨絵香


次の頁に進む

===================
2004/10/04
降矢木探偵事務所(偽)
霧姫
===================




SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送