◇至福の同棲生活
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Vol.5から、リエカと降矢木の関係は進展し、仲良く同棲を始めています。
よくリアル経験者からは、「同棲は絶対するべきだよ、互いのコトがよくわかるから」、と説教されることがありますが、同棲ほど醜態なものはない、というどこかで植え付けられたマイナスイメージ(結婚は華やかだが)がわたしには強く、リエカらの生活を生々しく見させていただいて、正直腹がたったものです(笑
なんでも、キッチンの食材、ダイニングの壁の色、花瓶の花、絵画等、なんと部屋中のありとあらゆる場所をリエカ一色の趣味で覆ってしまうほど、降矢木は今回本腰入れてますから、彼女を基準に、新しく家を購入したか、リフォームしたかで、後の結婚に備えた、と考えることができます。
それにしても他にもっとイイ女いるでしょ!マジいないの?
ここでリエカは、もはや伝説となっている得意技、キャベツの千切り、をお披露目してくれます。降矢木が邪魔をすると、ダイニングで待っててと、追い返し、自分はひたすら千切りを繰り返すという荒技。
見習うべきはこれを永久機関として作動させるコトが、リエカには可能なのです。アルキメデスもビックリです。
まぁ出てくる料理は、居酒屋で食べると単純な割にやけに上手い、あの生キャベツの生味噌ソースサラダ、以外考えられないわけですが(笑(ゲーム上では微かにそれとフランスパンのようなものが見えます、どう解釈しても料理といえる代物ではございません)
降矢木は、彼女のお陰で食に不自由しなくなったといっていますから、よほどの好物とお見受けすることができます。つうか朝っぱらから喰うなよ、そんな酒の肴を!
通っていたと思われる美容整形も、今作では最終段階に突入したのか、なかなかカワイイショットもちらほら見かけることができます。むろん皮肉でいってますがね。
◇悪夢に苛まれる夜
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さて、物語では文字通りローズの助けが木霊する嵐の夜の悪夢からスタートします。
なぜこんな夢に苛まれるのか降矢木はわからない、と言いますが、わたしからすれば、リエカと同棲するようになってから見た、ということをどうして真っ先に疑わないないのだろうか、と思ったりします。
現に彼女の存在は降矢木を惑わし、あわよくば死の淵を彷徨うコトも珍しくなかったわけですから、彼女がいわゆるサゲマンであることは自明の理。これを第一に疑ってみるべきなのですよ。
◇図書館で優雅なひととき
夢の情景を調べに図書館に何度か出向くシーンがあります。この習慣がなんだか斬新に映り(インターネットはないでしょうから)、触発というか、半ば暗示に掛かったように、わたしも暇な時は、市内の図書館に足を運んでみた、という思い出があります。
わたしの所は、主婦の子供連れがあちこちにいましたが、図書館のテラスで午後の光を浴びながら、エスプレッソを嗜みつつする読書も乙な気分であり、なかなかイイ時間の潰し方などど、インテリな自己陶酔に陥ったりもしましたね。
今でも、暇あったら図書館に・・・ぜんぜん行きませんっ(笑
◇寂れた教会
何の糸口も見つけられなかった降矢木は最寄りの教会を尋ねます。
そこで、夢が物質化したとされる十字架を、ファーザー・ロドリゲスに見せるわけですが、その途端狂変し、「帰りたまえ〜!」の一点張りで、さっさと教会を追い出されます。
そこまで怒る必要ないだろ、とか初めは思ったんですが、もし自分が信仰しているものとは相反する象徴アイテムを、「これなんですか?」といきなり見せつけられたら、気分を害するのもわからないでもありません。
降矢木からは純粋な質問であっただけに、ファーザー・ロドリゲスからすれば、それは明らかに軽薄な行為からくる侮辱にしか映らなかったのでしょう。
ここで一つ、教会についてのちょっとしたトリビア?があるのですが、キリスト教信者の方には失礼に聞こえるかもしれませんが、毛頭そんなつもりで言うのではないことを初めに付け加えておきます。
教会の神父、牧師、というのは、、、あの修道服とか祭服の類を常着しているわけではないのですね。
関係者以外で、それを知ってる人果たして何人ぐらいいるのかな?
私たちの印象は、テレビや映画などから見る、”あの神父のイメージ”しかないので、実際に教会を尋ねた時に、ジーンズとTシャツで迎えられた時には、ほんとビックリしましたよ。説教日も私服で、ミサぐらいじゃないかな?着替えるのは。(坊さんも似たようなものですが)
わたしは都内にある教会をプライベートの取材で幾つか回ったことがあるので、これでも多少の理解がある方だとは思います。
あなたも降矢木と同じように、悩める質問を教会まで訴えにいってみてください。そこにはきっと、モロ私服の神父があなたを待っているはずです。現実とはこんなものです。
付け加えるなら、教会は、いつでも悩める人達への扉を開放している、と作中ではありますが、時間外はおろか、どこもかしこもガチガチに鍵がかけられていて、開きゃしませんよ。(降矢木と同じように夜中忍び込もうと思ったり;)教会の前でのたれ死んでやろうかと思いました^^;
懺悔室というのは憧れますね、なんでだろう(笑
一転して、近所にある聖バタイユ学園(仮名です)の先生らしき人は、年がら年中、修道服着てますけどね。
この差はいったいなんなのでしょうか。誰か教えてくださいな。
◇そんなに蘭が懐かしいの?
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図書館、教会もダメとなれば、残りは蘭に聞いてみる、という展開に至ります。
リエカは、降矢木に極秘裏で彼女とコンタクトを取っていた、と言います。これ笑えますね。リエカは彼に内緒で浮気をするコトができる女なんですよ。やっぱり気付いていたのは私だけか!?
だって、蘭はへルマフロディ手でしょう? 両刀使いであり、タチもウケも自由自在なテクニシャンなのですから。
なんでも蘭は、降矢木のすむ街(どう考えても神戸三宮近郊)に引っ越してきたと言います。これも大胆ですね。
降矢木は、蘭の存在を懐かしく思い、、、ここで単純計算をしますと、彼女の初登場したVol.2メモリーズから三年ほど経っていると考えてよろしいでしょう。3年もすればさすがにレトロな思い出にもなりましょう。
わたしは2>5というプレイ順なので、懐かしくも何ともないんですけどね。勝手に昔話にされても困ります。
沈着冷静な蘭は、その十字架に興味を持ち、、、古代宗教に造詣が深いとのことですが、はっきり言いましょう。これは魔女であるということです。
実はわたしく、多少なりとも魔女に造詣が深い?のです。なので、蘭がいわくつきの十字架を手にし、魅入られたときに、この女は魔女だな、直感したのです。
のちに、サバトの牡山羊で知られるタロットカードでいう悪魔の絵柄と、マンドレーク(薬草)が描かれた書物が出てきますので、これはもう確実と言っていいかも知れません。
十字架を調べてもらって楽している内に、二人の生活は確かに戻ってきた、、、ということですが、、、
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